心と身体の総括ノート

書かねばならぬと思った。この身体は私が生きるには窮屈すぎた。この心は私が理解するには煩雑すぎた。違う方向を向いた5人がひとつの身体を共有し維持するには誰かが統括せねばなるまい。

新しい一歩

年の瀬を迎えた。

私の2015年はとても一言では言い表せない、濃いものであったけれども、あえて言うなれば変化の一年であった。

まずは治療環境の変化。解離性障害と鬱の治療は8月からの2ヶ月の入院を機に一変した。ケースワーカーさんとの出会いや訪問看護の利用、デイケアの利用など、一貫したサポートを受けられるようになった。薬物治療も奏功し、道端で突然倒れたり急に暴れたり、自殺企図をすることがなくなった。

また長年悩んでいた摂食障害。この1年間でだいぶ太ったけれど、太っている自分をちゃんと見れるようになった。体重より重要なことがあるんだって、やっと気付いた。インスリン打つと太る、という誤った認知のせいで1型糖尿病のコントロールはめちゃくちゃになってたここ数年間。糖尿病の良好な治療へはまだまだだけど、やっとインスリン打つことへの恐怖感が消えつつある。来年は笑顔でインスリンを打てるようになりたいなぁ。

もう一つの変化は私の価値観の変化。女であろうがバリバリ働いて自活してこそ生きてる意味がある!と自分の首を絞めていたのだが、もうこの考えは捨てようと思った。パートで適当に働いて実家で親と一緒に暮らす、甘えて生きる生き方を肯定しようと思った。私はもう沢山病気で苦しんだ。だから少しぐらい自分にとって楽な選択をしてもバチは当たらないと思う。

2度の引っ越し。これも大きな変化。一人暮らしを終わりにする決断には時間がかかったけれど今は後悔していない。

そんなこんなで沢山の変化があった年だった。来年は維持の年にしたい。今年の変化の良い部分をしっかり維持する年にしたい。
維持ほど難しいものは無いと聞くので気を引き締めて。

来年もどうぞよろしくお願いします。